成功報酬とクリック課金を使い分け!住宅街クリニックのスカウト成功術
こうの歯科クリニック
POINT
- 採用サービス導入のきっかけとスカウト活用
- 採用活動の工夫と成果
- 「待つ」から「アプローチする」時代へ
「こうの歯科クリニック」様は横浜市都筑区の住宅街にある地域密着型の歯科クリニックです。同クリニックはGUPPYで歯科助手(パート)求人をご掲載いただき、約6名の応募を獲得し理想の1名の採用に成功しました。今回は実際にGUPPYでの採用活動を担当された河野様に、成功報酬型サービスとクリック課金型サービスの使い分けや、地域密着型クリニックならではのスカウト活用術についてお話しいただきました。
採用サービス導入のきっかけとスカウト活用
―GUPPYを利用し始めたきっかけは何ですか?
以前は成功報酬型サービスで歯科助手と受付を採用したことがあります。そのときは無事に採用できたのですが、実際に雇用した職種や勤務形態によって成功報酬の金額が変動する仕組みだったため、当初想定していた費用と実際の費用に差が出てしまいました。
なので「次回の採用ではもう少しコストを管理しやすい方法を検討したい」と考えるようになりました。
―成功報酬型とクリック課金型、どのように使い分けを考えられたのですか?
職種によって使い分けるのがいいと思います。以前、GUPPYで歯科衛生士の募集を行ったときはクリック課金型を利用しましたが、費用がかさんだわりには応募にあまりつながらなかったことがありました。ですが、職種によっては効果的に活用できると感じています。歯科衛生士は全国的に人材不足なので、より確実に採用したい場合は成功報酬型を併用するのが安心かもしれません。
一方で、今回のような週1〜2日のパートタイマー、助手さんや受付さんの募集では、クリック課金型の方が向いていると感じました。少額から始められる料金形態をうまく活用できたので、コストを抑えながら採用できたのがよかったですね。
ースカウト機能はどのように活用されましたか?
うちは駅前ではなく、住宅街の中にあるクリニックなんです。実際に働いているスタッフもほとんどが近所の方ばかり。だから、今回も「近所の方を採用したい」というのが最優先でした。
都筑区在住の方を中心に、隣の青葉区や川崎市宮前区などの通勤しやすいエリアにいる方に絞ってスカウトを送りました。一つ大変だったのは、ある程度条件を絞り込んだ後、一人ひとりプロフィールを見て、都筑区や近隣にお住まいの方を探していくことでした。
経歴も確認しながら、「この方は経験も長くて、地域も近い」という方を見つけたら、積極的にスカウトを送っていく形でした。
ースカウトのメッセージで工夫されたことはありますか?
定型文も用意していたんですが、結局ほとんど使いませんでした。条件をかなり絞り込んでいて応募人数が多くなかったため、一人ひとりに合わせた内容を書くようにしました。
採用側の熱意は、最初のメッセージでしか伝わらないと思っています。だからこそ、相手のプロフィールをしっかり確認し、「この方はうちのクリニックにぴったりだ」と感じた気持ちが伝わるよう心がけました。
かなり時間はかかりましたが、スカウト1件あたりの料金が500円※と手頃で、何通か送って採用につながれば成功報酬に比べてとても安く済みます。「数を打てば当たる」という感覚で多く送っても負担にならない金額だったので、一人ひとりに合わせて丁寧にメッセージを作ることに時間をかけられました。
※新規登録後90日間の費用です。通常は1通1000pt(1pt=1円)となります。詳しくはこちら
採用活動の工夫と成果
―応募者とのやり取りで工夫されたことがあれば教えてください。
最初の段階で、かなり詳しく条件を伝えました。「今いるスタッフがお休みの日に出勤していただく形です」「月に4〜6日程度の勤務になります」「週に1日は必ず出勤できることが条件です」といった内容を、応募してくださった方全員にメッセージで送りました。そうすると、「その条件なら大丈夫です」という方と「ちょっと難しいです」という方に分かれるので、ミスマッチを防げます。
勤務時間の制約については、特に詳しく確認しました。週1〜2日勤務の方は、他のお仕事をされていたり小さなお子さんがいたりすることが多いため、「何時から何時まで勤務できますか」「土曜日の勤務は可能ですか」「急なお休みが発生する可能性はありますか」と全員に伺いました。少ない勤務日数だからこそ、シフト調整のしやすさを重視しました。
―実際に採用された方は、どのような方だったのですか?
スカウトを送った中の一人で、青葉区在住の方でした。応募時のメッセージには「いつでも働けます」「子どもはいません」「時間も遅くまでOKです」と書かれていて、あまりに柔軟すぎてこちらが心配になったくらいです(笑)。
お話を伺うと、「ゆっくり働きたい」「お小遣い稼ぎくらいで考えています」とのことで、無理のないペースで勤務していただけそうだと感じました。経験も20年くらいある歯科助手の方だったので、まさに願ったり叶ったりでした。
「待つ」から「アプローチする」時代へ
―スカウト機能を使われてみて、従来の採用との違いは感じましたか?
待っているだけではダメだなと、すごく感じています。昔はハローワークに行って、求職者が自ら足を運んで面接に臨むのが一般的でしたが、今はすべてがウェブ上で完結する時代です。さらに、雇用主の方から働きたい人にアプローチするという姿勢が重要になってきていると思います。スカウト機能は、まさにそのためのツールですね。
GUPPYをお勧めした友人の先生は、30年ぶりに採用活動を行ったそうです。最初は最近の採用手法をご存じなく、「今はこういう形で求職者を見つける時代なんですよ」とお伝えしたところ、「時代が変わったんだね」と驚かれていました。
結婚もお見合いからマッチングアプリに変わったように、採用活動も変化しているんだと、この数ヶ月で学ばせてもらいました。採用の世界も、昔の『待つ姿勢』から『自ら動く姿勢』へ移り変わっていることを実感しています。
―採用活動における今後の展望について聞かせてください。
現在はポイントを使い切ったため求人の掲載を一時的に止めていますが、今後また採用が必要になれば、ポイントを購入して再開したいと考えています。歯科衛生士の採用については、社会的に給与水準が上がっていることもあり、現状の条件では少し厳しいと感じています。一方で、受付や歯科助手のようなパート採用では、GUPPYのスカウト機能を活用したいです。必要なタイミングで求人を掲載でき、求職者にスカウトで直接アプローチできる仕組みは使いやすく、今後も状況に応じて柔軟に活用していければと考えています。
―引き続きより良いご支援ができるように、改善を進めてまいります。貴重なお話をありがとうございました!
