挑戦を続ける歯科医院の採用戦略とは？スキルアップできる環境で人材を育てる歯科医院の成功事例

歯科業界で常に「挑戦」をし続けている「医療法人社団精密審美会」様。歯の健康を第一に考え、オールラウンダーの医師たちが複数の医院に在籍し、得意領域を活かしながら互いに協力して矯正もできるGPとして総合治療を行っています。多くの歯科医師とスタッフが在籍し、患者様に寄り添った最適な治療を提供しています。1人1人がしっかりと自身のキャリアをデザインできる体制があり、スキルアップの環境も整備されていますので、自分の目標に合った働き方ができます。共に成長していける人材を求める同法人の阿部様に、採用活動の工夫についてお話を伺いました。

Web求人と対面イベントの2軸で活用

―GUPPYの活用方法を教えてください。

私が採用を担当する前から弊社はGUPPYに登録しており、15年以上使わせてもらっていますが、全体としてかなり満足しています。Webの求人サイトと対面イベントの2軸で利用させていただいています。

スカウトメッセージを送りその返信から採用に至るケースもありましたし、GUPPY経由で当院の情報を知ったことがきっかけで入職された方もいました。対面イベントの就職CAFEも採用に繋がりやすく、重視してます。医院の規模に合わせて採用人数も多くなってきているので、Webの求人掲載だけですと採用したい人数に追いつかない状況です。

―管理画面の使い勝手はどうですか？

サイト自体は比較的使いやすいので、メンテナンスはとてもやりやすいと思っています。画面も大きくて老眼でも見えずらいということもないですし、日々使うものなので見やすくて使いやすい点はとても助かっています。ただ、自院の求人の表現については、ちょっと古くなっているなと思います。特に、今のトレンドに合った形に更新できていない部分がある気がするので、そこはもう少し工夫が必要かなと感じています。

見学＝採用ではない。採用に至るまでフォローは手厚く

―採用に繋げるために工夫していることはありますか？

見学のフォローメールは必ず早めに送るように心がけています。もし他の医院も見たければ紹介しますし、当院に入職希望でしたらこのメールに返信していただければ面接の手配をしますとお伝えしています。

ただ残念ながら、見学後に音信不通になってしまう方もある程度の確率でいます。意外と見学イコール採用とはいかないですね。歯科衛生士さんの場合、見学者の半分が離脱してしまいます。残りの半分に関しては、フォローメールから速攻でぜひ御社に入りたいと言っていただいて入職に至る場合が多いです。離脱に関してはいろんな要素があると思いますし仕方のないことなので、お返事をいただいた方を大切に、スピード感もって採用まで決めるようにしています。

―採用活動で困っていることはありますか？

工夫しているつもりですが、それでも応募者の方に選考途中で離脱されてしまうことがまだまだ多い現状です。そこを改善できれば採用にもっとつながると思っています。なので、応募者の方が辞退した理由を知りたいです。入職を決めた方は当院を気に入ってくれているので、内定者や院内のスタッフに質問してもポジティブな意見しか出てこず、ありがたい一方で反省しようがないんですよ。

医療系に特化したサイトとして登録者増加に期待

―今後の採用方針を教えてください。

レスポンス率が低いのは承知の上で、ちょっとでもいいなと思う方がいたら全員にスカウトメールを送っています。特に新卒採用の場合は、学生さんの年齢や学校など大まかなプロフィールを確認しひたすらスカウトを送ります。業績好調により、どんどん人を増やしていこうとなっているので、まず数を打たないと採用したい人数に追いつかない状況です。歯科医師も歯科衛生士も歯科助手さんも、全体的に人手が足りないです。ありがたいことにスタッフの定着率はいいので、どんどん組織の成長のために人材採用に力を入れていく予定です。

―GUPPYに期待することはありますか？

新卒に関しては、職種問わず登録者数がもう少し多いとありがたいと思います。特に歯科助手に関しては、今の若い方たちにとって歯科助手という仕事の選択肢自体がどんどんなくなってきているんだなというのは感じています。

登録者数が少ないのは、GUPPYだけの問題ではなく業界全体としての問題と理解していますが、医療系に特化したサイトだからこそ、学生をもっと集められるような集客力を期待しています。大学のブランドや地域を広く網羅し、北海道から九州までの学生さんを集客をしていただいて、多くの良い人材に出会える場を提供し続けてほしいです。

―貴重なお話をありがとうございました！