歯科の採用で困ったときのヒント!過去ウェビナーの質疑応答まとめ

歯科の採用で困ったときのヒント!過去ウェビナーの質疑応答まとめ

GUPPYが過去に行ったウェビナーでは質疑応答のコーナーを設け、登壇者が視聴者の方からの質問にお答えしていました。

今回は、その「質問&回答集」として、寄せられた質問とその回答だけをまとめました。

採用活動のヒントとしてお役立てください。

👉 過去のウェビナーの一覧はこちら

Q. 医院理念を理解する人材を採用するには?

A.医院見学・面接でしっかり話をすることが大切です。

  • 医院見学・面接時に医院の理念を丁寧に伝えることが大事です。

  • 場合によっては「この理念についてどう思いますか?」といった質問して、理解度を確認する必要もあります。

  • 理念を伝えたうえで「この理念に基づき、あなたにはこういう役割を期待しています」と伝えることも、動機付けにつながります。

Q. 無断キャンセルが困る。どう対処するべき?

A.応募者にこまめに連絡を取るようにしましょう。

  • 面接や見学の無断キャンセル防止には、応募者との密なコミュニケーションが欠かせません。

  • 具体例として、応募~面接までに4往復以上のやり取りを行う場合もあります。

  • 面接・見学の2~3日前にはリマインドメールを送り、来院意志を確認することも大切です。

  • 事前に連絡を取り予測を立てておくことで、当日に無断キャンセルされた際の精神的ショックも軽減できます。

Q. 新卒DH採用と学校との関係構築はどうしたらいい?

A. 学校に対して、地道にコンタクトをとることが必要です。

  • 「お歳暮やお中元を贈る」といった形式的な関係構築よりも、「電話で連絡を取る」「実際に足を運ぶ」といった地道な接触が大事です。

  • 学校との接触の際は、その学校の就活方針や就職指導の方法、注力時期を確認し、それに合わせて求人内容を調整していきます。

  •  学校と信頼関係を築くことで、紹介の可能性が高まります。

Q. 早期退職を防ぐには?

A. 医院の良さだけでなく課題も伝えることで、ギャップを作らないことが大切です。

  •  面接で“良い面”ばかり伝えると、入職後にギャップを感じ、早期離職につながります。

  • 自院が抱えている課題も正直に伝え、「一緒に解決していきたい」と協力関係を提案する姿勢が効果的です。

  • 見学段階で“ここで働きたい”と思わせられれば、面接の辞退・辞退後の離職率も低くなります。

Q. 求人で応募を増やすためには?

A. “ここで働きたい”“興味がある”と感じてもらえる求人原稿を作ることが重要です。

  •  「ベネフィット(働くことで得られる利点)」を記載した求人原稿を作ることが大事です。

  •   例えば「週休3日」というメリットがある場合、「週休3日だからプライベートと両立しやすい」というように、そのメリットで得られる恩恵も記載すると応募意識が高まります。

  • メリットだけでなく、スタッフ写真や具体的なエピソードを交えることで、働くイメージが湧きやすくなります。

Q. ママさんスタッフを採用するには?

A. 勤務時間や柔軟な働き方についてアピールしていくことが大事です。

  • お子さんがいる歯科衛生士の方が重要視しているのは、報酬や待遇ではなく「勤務時間」です。

  • 「午前勤務のみ」「夕方までの勤務」「扶養内で働ける」「急なお休みに対応可能」などを中心にアピールすると応募につながります。

  • 給与や労働条件に強いこだわりを持つ方は少ないため、「柔軟な働き方」や「時短勤務」などを訴求するようにしましょう。

Q. 若手歯科医師(研修医など)を採用するには?

A. 教育体制が充実していることをアピールしましょう。

  • 若手の歯科医師は「教育体制」を最重視しているため、教育環境が整っていることを伝えると応募につながります。

  • 教育内容を具体的に明示し、若い先輩が在籍している場合は画像等で紹介すると効果的です。


Q. 社会保険未加入の医院の戦略

A. 社会保険の有無を気にしない人にターゲットを絞るのが一つの方法です。

  • 社会保険にこだわらない層(例:扶養内希望者など)にターゲットを絞ると採用がスムーズに進みます。

  • 社会保険にこだわらない層向けに求人原稿も作成することで、応募者とのミスマッチを防ぎやすくなります。

Q. 求人媒体の使い分け

A. 採用活動を成功させるためには、求職者がアクティブに利用している媒体を選ぶことが大切です。

  • 媒体選びでは「釣り堀に魚がいるか」の発想を持つことで、コストを抑えながら採用活動を成功に導けます。

  •  1年以上応募がない媒体は撤退も検討し、他媒体や紹介との併用を検討します。

Q. スカウトメールの運用

A. コスト意識も持ちながら、週に2度ほど送るのがおすすめです。

  • グッピーでは1通送るごとに1,000円かかるため、むやみやたらに送るのではなく、ターゲットを絞って効果的な文章を送る必要があります。

  •  効果的に使うには:
    • 例えば、曜日を決めて定期的に検索し、ターゲットがいれば送信するなどという流れで習慣化することです。
    • ただ送っても反応はないため、魅力的な文章を作り込むことが大切です。
    • 反応を分析・改善していくことで、魅力を感じてもらえるスカウトメールを作れるようになります。

Q. 見学→面接への動機づけ

A. “ここで働きたい”と思わせる医院の雰囲気づくりと、それをアピールすることが大切です。

Q. 給与が高くない医院の工夫

A.給与以外の点で、求職者に魅力を感じてもらいましょう。

  • 求職者は、給料だけでなく、いろいろな面を見て応募するかどうかを決めています。

  • 他院と差別化できる「一点突破の魅力」があれば応募は来ます。

  • 「給与は低めだが、年間休日数が多い」「教育制度が充実している」などは、求職者にとって魅力的なアピールポイントです。

Q. 仕事の厳しさをどう伝えるか

A. 厳しさだけでなく、自院で働くことの良さも伝えるようにしましょう。

  • 厳しさだけを伝えると応募が遠のきます。

  • ここで働くことで得られるベネフィットも、厳しさと一緒に伝えることが重要です。

  • 「忙しい職場ですが、○○のスキルが身につきます」「あなたの目指す○○が叶います」などポジティブな価値とセットで伝えるようにしましょう。

Q. 適性検査を上手く活用する方法は?

A. “これで決まるわけではない”と伝え、気軽に受けてもらうのがおすすめです。

  • 面接当日に気軽に実施することで、適性検査への抵抗感を減らすことができます。

  • 判断材料の一つであり、これで決まるわけではない」と伝えることも、抵抗感を減らすために大切です。

Q. 面接回数と所要時間

A. 基本的には1回、時間は1時間ほど取るとお互いのことをよく知ることができます。

  • 基本は1回で1時間を目安にすると、求職者のことをよく知ることができ、医院の説明も十分にできます。

  • どうしても採用したい場合には“クロージング”の意味で2回目を設けるのも有効です。

Q. 採用判断の基準

A. 自院の雰囲気にうまくフィットするかどうかを基準にするのがおすすめです。

  • スキルや経験を重視し“医院とのフィット感”を無視すると、後々大変になる可能性が高いです。

  • 既存スタッフや教育係との相性などを想像しながら判断すると、失敗が少なくなります。

Q. 技術力の見極め方

A. 選考の過程に実技試験を組み込むと、判断しやすくなります。

実技試験を導入し、模型などを用いて課題を与え、技量を確認するのが有効です。

Q.ドクターにも有給休暇の付与は必要ですか?

A.医師も法律上「労働者」に該当します。そのため、他のスタッフと同様に有給休暇を付与する必要があります。

  • 週に2〜3日勤務の非常勤ドクターであっても、比例付与の対象となります

Q.有給休暇の買い取りは可能ですか?

A.原則として、有給休暇の買い取りは認められておりません

  • 特に、事前に買い取ることを約束するのは法律で禁止されています

  • これは、有給休暇の取得を妨げるおそれがあるためです。

  • ただし、退職時に消化しきれなかった有給休暇については、例外的に買い取りが認められています

  • 実際に、退職前にまとめて有給休暇を取得するケースも多く見受けられますが、請求があれば適切に付与・精算する必要があります

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